ダムグラウト用自動流量計FA-60C
仕様
| 型式 | FA-60C | ||
|---|---|---|---|
| 測定流体 | 薬液注入溶液、セメントミルクおよび水を含む注入溶液(油等の絶縁溶液を除く） | ||
| 測定範囲 | 流速 | 0〜60/120ℓ/min | |
| 圧力 | 0〜30/60kg/min | ||
| 測定精度 | ±1.0％（最大定格値に対して） | ||
| 記録紙 | 180mm巾(国標標準） | ||
| 記録速度 | 60、120、240、600､1200,24O0mm/hの6段階 | ||
| 記録用ぺン | 第１ペン：縁……圧力 第２ペン：赤……流速(流量） | ||
| 運転モード | 自動運転 | 外部から通信信号を受け､自動制御による運転 | |
| 半自動運転 | 制御目標値（流速・圧力）および勾配値(上昇・下降） は手動操作で設定し、これらの設定値に対しては自動制御による運転 | ||
| 手動運転 | バルブの開閉･停止およびアキュムレータの操作等は、手動操作の設定による運転 | ||
| 自動制御 | 制御範囲 | 流速 | 0〜120ℓ/min（注1） |
| 圧力 | 0〜60kgf/㎠（注2） | ||
| 勾配制御 | 流速 | 0.1〜30.0ℓ/min/min または勾配制御なし | |
| 圧力 | 0.1〜30.0kgf/㎠/min または勾配制御なし | ||
| 遠隔操作 | グラウト・データレコーダの「グラウトコントローラ、コマンド･リスト」による。 | ||
| 外部信号による制御 | バルブの自動制御(開閉･停止）および記録計の制御(記銀紙送り･マーカーのON/OFF） | ||
| 電源 | ACIφ100V±10%､50/60Hz､200VA（漏電ブレーカー付） | ||
| 使用温湿度 | -10℃～+50℃､90%以下 | ||
| 寸法・重量 | 記録操作部: (W)650x(D)440x(H)330mm、約45kg | ||
| 検出制御部: (W)550×(D)480×(H)930mm､約45kg | |||
| 専用ケーブル | 4種類（電源､記録計､検出制御およびデータレコーダ用） | ||
| 接地端子 | 1カ所 | ||
注1）下限値が0付近では、制御不能となる場合があります。
注2）グラウトのリターン圧力より低い圧力で制御する場合は、アキュムレータの仕様条件を指定してください。
注3）配管系の耐圧は60kgf/㎠です。耐圧が60kgf/㎠以上の場合には使用しないでください。
注4）本仕様は予告なしに変更する場合があります。
特長
- グラウドデータレコーダ(FA-60R)と組合せ接続すると．制御コンピュータとの通信が行なわれ､グラウチングエ事の全自動化運転が可能となります。
- 流速および圧力の勾配値は､手動または遠隔操作で設定し、自動制御することができます。
- グラウト注入量の測定･記録は､すべてコンピュータにより正確に指示され制御されます。
- RS-232Cコンピュータの通信機能を備えています。よって、パソコンによる遠隔制御は､「グラウトコントローラ・コマンド･リスト｣にしたがって自動的に可能となります。
- 制御動作は､3種類の｢運転モード｣スイッチにより､それぞれ自動運転･半自動運転･手動連転のいずれかを任意に選択できます。
- グラウトのリターン圧力が高いため､低圧力の注入制御が困難な場合には､「アキュムレータ｣を付加し動作させると、低圧力グラウトの制御が可能となります。
- 記録計には､フェルトペンを使用しているので、記録紙上にインキの汚れがなく、きれいなデータが記録されます。
- 配管系には､ステンレス鋼(SUS)を使用しているので､耐酸･耐アルカリ・耐腐食性にすぐれています。
- 機器の外枠組みは､堅牢な構造で､運搬時の重荷重に耐えます。
